「マリアージュ」というと料理とのマリアージュばかり取り上げられがちですが、道具やシーン、色々なものとのマリアージュがあると思います。
そんな「マリアージュ」の前置きとして、こちらのコーナーを作ってみました。
■光り | 日光や蛍光灯を避け、できるだけ暗い場所に置いてください。 |
■温度 | 長期間保存するには比較的涼しい(理想的には15度前後)、温度差の少ない場所に置きましょう。 温度が高いと、劣化や液漏れをしてしまいます!夏場の輸送は、面倒でもクール便を利用するのがよいでしょう。 |
■湿度 | 65~80%に保ちましょう。 (家庭では難しいですよね。これは後ほど特集でやりたいと思います。) |
■振動 | 振動もワインの化学変化を進ませてしまいます。商品到着後しばらくは安定した場所で保管してください。 “旅をしてきたワイン”は疲れているので、到着したその日は飲まずに、 少し休ませてから飲んだほうが美味しいですよ。 |
■におい | ワインはコルク栓を通して匂いを吸収しやすいのです。ワインの香りを守るために、野菜・薬品・オイル・塗料などと一緒に置かないように。 |
■置き方 | コルク栓が乾燥すると、そこから空気が入りワインを酸化させるおそれがあります。ワインは必ず横に寝かせて、コルクがワインに触れた状態にしておきましょう。 |
※アドバイス ご自宅では比較的涼しい北側の押入れや、床下ストッカーなどが適します。さらに新聞紙などに包み、発泡スチロールや段ボールの箱に寝かせておきます。家庭用冷蔵庫での長期保存はコルクが乾燥したり、ワインに臭いがついたりしますのでご注意ください。 |
■コルクの開栓 | ソムリエナイフが使えればベターですが、失敗しないようにコルク栓を開けるには、 ウイング型や、取っ手を回しているだけで開けられるスクリューオープナーがおすすめ。 力もいらずに開けることができます。 |
■飲み方 | 赤ワインは空気に触れさせておくことで、香りや風味が増したり、渋みがまろやかになります。 ビンテージものの古いワインは瓶底にたまったオリを除くことも含めデカンターに移すことをおすすめ致します。 |
■温度 | 赤ワインは15~18度前後の室温が理想的と言われております。 酸味、渋みが苦手な方は少し冷やしてもOKです。 白ワインは酸味や香りを活かすために10度前後がよいといわれております。 スパークリングワインは7、8度の冷たい方がおいしくいただけます。 冷やす際は、ゆっくり冷やすのが理想的です。 冷凍庫などで急激に冷やすとおいしさを損なってしまいます。 |
ビール評論家 故・マイケルジャクソン氏(歌手のマイケル・ジャクソンとは別人)によると、
「ベルギーほど、多種多様で、複雑なキャラクターかつ趣向の凝らした、個性を大切にしたビールを造っている国はない。また、ビールを使った料理をこれほど多く造る国もない。」
ベルギーでは、800以上の個性的なビールを九州より小さな国で造っているというから驚きです。まさに、世界一のビール大国と言っていいでしょう。
フランス料理では、料理にワインを合わせるように、ベルギーでは料理にビールを合わせるのは普通で、そこからもビールの種類の多さが伺えます。
また、ベルギーでは、各ビールには各デザインのグラスとコースターがあり、それもビール大国ならではでしょう。昨今の世界のビールブームの火付け役として、大きな存在だったといっても過言ではないでしょう。
さぁ、それでは私たちの想像をはるかに超えたベルギービールの世界を楽しみましょう!
■ビールの保存と温度 ・ビールは、ワイン同様温度の影響を受けやすいので冷暗所に保管するのがいいと思います。不安なときは冷蔵庫でもいいでしょう。・ベルギービールにはオリや酵母が入っているものがほとんどです。移動した日はビールも疲れているので、1日は立てて安静にしてから飲むといいでしょう。 |
※ポイント 飲み頃の温度については、ワインと同じようにボディや色によって、それぞれに合う温度があります。飲む方自身の好みを見つけていただくための参考になればと思い、簡単に分けてみました。 色だけで簡単に言いますと、濃い色のものは高い温度で、淡い色のものは低い温度で。 上記の温度とビールの色との関係にはもちろん例外もあります。 |
■注ぎ方 1. 休ませておいたビールをあまり動かさずに(酵母が舞ってしまうため)、抜栓します。2. グラスを傾けて、初めはゆっくり注ぎます。泡の状態を見ながら、泡を立てるようにして注ぎます。 3. グラスを少しずつ立てていき、最後に泡をこんもりさせればOK。 ※液体を泡のなかに細く落とし込むように注ぐとGOOD! |
※ポイント この時、酵母を瓶の中に残しておき、飲み終える頃に更に加えると、また味が変わって2度楽しめます。 |
ビールといえば苦くて、喉越しがよくて、冷たい黄金色を想像すると思います。 ※約70種類のビールのスタイルも、ほとんどは造り方から3種類に属しています。 もちろん例外もありますが、ここでは除かせていただきます。 |
1.エール 発酵中に酵母が上面に浮かび上がってくる“上面発酵”から造られるビール。特徴としては、非常に複雑でフルーティな芳香、風味。 長期間貯蔵可能なビールもあり、今日の特別な品質のビールを生むきっかけになっていると思います。 |
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2.ラガー 発酵中に酵母が底に沈んでいく、下面発酵で造られるビール。上面発酵より低い温度(4~13℃)で発酵させる。ドイツやチェコなどで代表的なビール。澄んだ明るいゴールドで、スッキリとしたシャープな味わい。日本の大半のビールもこれに属します。 |
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3.自然発酵 野生の酵母で造られる、自然発酵ビール。ベルギーの、ランビックの発酵方法。自然発酵からくる酸味が特徴。 |
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※もっと詳しく
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ベルギービールには各銘柄に各デザインのグラスがあるように、グラスでも楽しむことができます! デザインも、ビールというよりは遊び心のあるポップなものや、伝統を感じるものまで様々です。長い歴史の中で形が変わってきているものもありますが、理念は変わらず「ビールを美味しく楽しく飲んでほしい!」という事から来ているのではないでしょうか? 今日のベルギービールブームに一役買っていると信じるのは私だけではないでしょう。実際にベルギーにいくと、グラスは土産物として売っているほどです。 |
※グラスの種類
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